都庁のワクチン会場 対象誤り17歳女性にモデルナ接種

東京都が都庁に設けたワクチンの接種会場で、対象年齢が18歳以上のモデルナのワクチンを、誤って17歳の女性に接種していたことが分かりました。

東京都は、都庁の北と南の両方の展望室に新型コロナウイルスのワクチンの接種会場を設置しています。

北は、東京オリンピック・パラリンピックの関係者向けで、12歳以上にも接種できるファイザーのワクチンを使い、南は、飲食店などで感染防止対策を担う責任者向けで、モデルナを使用していて18歳以上が対象です。

都によりますと、このうち、南の展望室で6日午後、17歳の女性に誤ってモデルナのワクチンを接種したということです。

女性は本来、大会関係者として北の展望室でファイザーの接種を受ける予定でしたが、南の展望室の接種会場で医師が18歳未満であることの確認を怠ったことなどが原因だということです。これまでのところ、健康状態に異常はないということです。

都は、2回目の接種をどうするか、国に対応を確認するほか、接種する会場を間違わないよう、2つある展望室のどちらで接種する人かや、年齢の確認を徹底するとしています。