立民議員ら空港視察 東京五輪の水際対策検証 政府に改善要求

東京オリンピックに向けた水際対策を検証するため立憲民主党の議員らが羽田空港を視察し、空港内での選手と一般客の接触を避ける措置がなお不十分だとして政府に改善を求めました。

大会に向けて来日した選手団で入国後に感染者や濃厚接触者が確認されたことを受けて、立憲民主党は水際対策を検証する必要があるとして羽田空港を視察しました。

視察した議員らは選手団が空港到着後、検疫を経て入国しバスに乗り込むまでの動線などについて担当者から聞き取りを行いながら確認しました。

視察のあと党内で対策の責任者を務める逢坂誠二衆議院議員は記者団に対し、空港内では預けた荷物を受け取る場所や到着ゲートからバスまでの動線にスペースの分離があいまいな部分があるなど、選手団と一般客の接触を避ける措置がなお不十分だと指摘しました。

そのうえで、逢坂氏は「政府の水際対策は脇が甘い。選手らが現在進行形で入ってきているので、早急に立て直してもらいたい」と述べ、政府に改善を求めました。