都議選結果受け 菅首相 “衆院選に向け要因詳しく分析の必要”

東京都議会議員選挙で自民・公明両党が過半数の議席に届かなかったことについて、菅総理大臣は自民党役員会で、結果を謙虚に受け止め、次の衆議院選挙に向けて要因を詳しく分析する必要があるという認識を示しました。

4日に行われた東京都議会議員選挙で自民党は第1党となったものの、公明党と合わせて過半数の議席には届かず、過去2番目に少ない33議席にとどまりました。

これについて菅総理大臣は6日の自民党役員会で「目標とした自民・公明両党で過半数の議席には届かなかった。結果を謙虚に受け止め、要因をしっかり分析したうえで今後に生かしていきたい」と述べました。

これに対し出席者からは「何が足りなかったのかを精査し、気を引き締めて衆議院選挙に臨む必要がある」といった指摘が相次ぎました。

一方、静岡県熱海市で発生した土石流による被害について、菅総理大臣は「現場では警察、消防、海上保安庁、自衛隊が2000人を超える体制で救命・救助活動にあたっている。速やかな安否確認と被災者支援に全力をあげたい」と述べました。

さらに、新型コロナウイルス対策で沖縄に出されている緊急事態宣言や、東京など10の都道府県に適用されているまん延防止等重点措置が今月11日に期限を迎えることを踏まえ、感染者数や病床の状況などを見極め、専門家の意見も聴いたうえで今週中に取り扱いを判断したいという考えを示しました。

河野規制改革相「襟を正さなければいけない」

河野規制改革担当大臣は東京都内で講演し「自民党もしっかりと襟を正さなければいけない。当初の世論調査で言われた数字と結果がだいぶ違ったところがあり、具体的にどこを見つめ直さなければいけないか、党でいろいろ反省のうえに作業をしていると思うが、衆議院選挙に向けてメッセージを発信していかなければいけない」と述べました。

一方「菅総理大臣が自民党総裁選挙への立候補を目指す場合、閣僚として支持するのか」という質問に対し「それは閣僚として判断する」と述べました。

自民 野田幹事長代行「有権者からの警告」

自民党の野田聖子 幹事長代行は記者会見で「厳しい結果が出た。甘えや緩みが出ていたのであれば、有権者からの『しっかりやれ』という警告だと思って、不満や不安を解決できるように次に向かって頑張っていくしかない」と述べました。

そのうえで記者団から「執行部の責任をどう考えるか」と問われたのに対し「責任論とかそういうことよりも、みずからが変わっていかないといけないということだ」と述べました。

自民 世耕参院幹事長「分析し態勢整える」

自民党の世耕参議院幹事長は記者会見で「結果を謙虚に受け止めて分析し、衆議院選挙や来年の参議院選挙に向けて態勢を整える必要がある。新型コロナウイルスのワクチン接種が順調に進みすぎた結果、職域接種で少し制限しなければならない状況が誤解されて伝わった面もあるのではないか」と述べました。