JR山手線など停電で閉じ込め 主な要因“乗客対応の準備せず”

先月、山手線など首都圏の多くの路線が停電で運転できなくなったトラブルで、乗客が最大で3時間車内に閉じ込められたのは、停電の早期復旧ができなかった場合に備え乗客対応の準備を進めていなかったことが主な要因だったことが、JR東日本の検証で分かりました。JRは、トラブルの際は復旧と並行して乗客の対応を進めるよう改善する方針です。

先月20日、山手線など首都圏の6つの路線が停電で4時間余り運転できなくなったトラブルでは、車内に閉じ込められたすべての乗客が最寄りの駅に避難するまでに最大で3時間かかり、JR東日本が当時の対応を検証しました。

その結果、停電の復旧作業を行っている間、早期に復旧ができなかった場合に備えた乗客への対応の準備を進めておらず、トラブル発生から50分がたってから、早期復旧を諦めて乗客を降ろす指示をしたということです。

そして、指示があってから避難誘導の準備を始めたため、実際に乗客が車両から降り始めるまでに、さらに40分余りかかったということです。

こうした対応が乗客を長時間車内に閉じ込めることになった主な要因だったとして、JR東日本は、復旧作業と並行して避難誘導の準備を始めることや、乗客を降車させる判断についても短縮を図るなどの改善策をまとめ、近く国土交通省に報告することにしています。