茂木外相 ワクチンなど供給網整備取り組む方針 G20閣僚級会合

人道支援に関するG20=主要20か国の閣僚級会合がイタリアで開かれ、茂木外務大臣は、新型コロナウイルスワクチンなどの人道支援物資を必要な国に確実に届けるため、国際機関と連携し、供給網の整備に取り組む考えを示しました。

G20=主要20か国は、日本時間の30日夕方から、イタリア南部のブリンディジで人道支援に関する閣僚級会合を開き、新型コロナウイルスの感染拡大が物資の供給網などに影響を与える中、ワクチンなどを迅速かつ確実に届けるための方策について意見を交わしました。

この中で茂木外務大臣は、国際的な枠組みを通じた途上国へのワクチンの分配や、「コールドチェーン」と呼ばれる低温での輸送網を途上国に整備する支援など、これまでの日本の取り組みを紹介しました。

そのうえで、WHO=世界保健機関などが人道支援物資の供給網の整備を主導していることを評価し、日本としても国際機関と連携して供給網の整備に取り組む考えを示しました。