“コロナ抗原検査 大学や企業などで積極的に活用を” 西村大臣

新型コロナウイルス対策をめぐり、西村経済再生担当大臣は、新宿 歌舞伎町で、飲食店を利用する客に抗原検査を行う実証実験を視察したあと、記者団に対し、感染拡大の防止に向けて、大学や企業などで積極的に検査を活用していく考えを示しました。

この実証実験は、東京都医師会が新宿 歌舞伎町の公園で行っているもので、飲食店を利用する客に抗原検査を行い、およそ15分後にスマートフォンに結果を通知することで、店に安心して営業してもらうとともに、客の安全も確保するねらいがあります。

西村経済再生担当大臣は、担当者から検査の流れについて説明を受けたあと、みずからも綿棒で鼻の奥の検体を採取して検査を行い、陰性の通知を受けていました。

このあと、西村大臣は記者団に対し「店の従業員をチェックし、客も陰性の証明を持っていて、非常に有効な取り組みだ。協力いただける店が増え、より安全・安心な感染拡大防止の取り組みが広がることを期待したい」と述べました。

そのうえで「いちばんはワクチン接種を進めることだが、体質的に打てない方や打つことに慎重な方もいる。ワクチン接種と抗原検査キットの活用を車の両輪として対応したい」と述べ、大学や高校、それに企業などでも積極的に検査を活用していく考えを示しました。