「“重点措置” 感染者多い地域では期間延長も」千葉 熊谷知事

7月11日まで千葉県に適用される「まん延防止等重点措置」について、千葉県の熊谷知事は、感染者が多い地域では期間の延長も視野に検討していることを明らかにしました。

千葉県は30日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、7月11日まで千葉市や松戸市、市原市など合わせて11の市で適用されるまん延防止等重点措置の対象に、新たに感染者の数が急増している成田市を加えることを決めました。

これにより、成田市内の飲食店などでは営業時間が午後8時までとなり、酒類の提供については一定の感染防止策をとることを条件に午後7時までにするよう求めます。

会議のあとの記者会見で、熊谷知事は「今回追加した成田市を含め、感染者が多い地域については、まん延防止等重点措置の延長もせざるをえないと考えていて、国にも考えを伝えていきたい」と述べ、適用期間の延長も視野に検討していることを明らかにしました。

一方、感染が再拡大した場合に、酒類の提供停止など、強い措置をとるかどうかについては「わずかな期間でまた禁止にすることは違和感を感じる人も少なくないのではないか。感染状況次第だが、安易に禁止することは難しい」と述べました。