ミドリムシと使用済み食用油が原料 バイオ燃料で初のフライト

藻の一種であるミドリムシなどを原料につくられたバイオ燃料を使った民間の航空機のフライトが初めて行われました。航空業界でも脱炭素が課題となる中、二酸化炭素の削減につながると期待されています。

鹿児島空港から羽田空港に向かうプライベートジェット機に使われたのはミドリムシから抽出した油と使用済みの食用油でつくったバイオ燃料です。

この燃料はエンジンを動かす際には石油から作られる従来のジェット燃料と同様に二酸化炭素を排出しますが、ミドリムシは光合成を行うことから燃料の製造工程から比較すると二酸化炭素の削減につながると期待されています。

ミドリムシの培養を手がけるベンチャー企業では、2025年をめどに大型のプラントをつくり、現在の実証設備の2000倍の規模となる年間25万キロリットルを生産する計画です。
ユーグレナの出雲充社長は「今後、バイオ燃料の生産を増やして価格を下げ、さらに普及させることで2050年の脱炭素の達成につなげていきたい」と話しています。

航空業界では、ことしから国際線を対象に二酸化炭素の排出量を規制する国際ルールが導入されるなど脱炭素が課題となっていて、国内の航空大手も食品廃棄物や古着を原料にした燃料を導入するなど対応を急いでいます。