大阪 岸和田市の商工会議所 会員企業対象にワクチン接種を開始

大阪 岸和田市の商工会議所は、会員企業の従業員を対象にした新型コロナワクチンの「職域接種」を29日から始めました。

岸和田商工会議所が行う職域接種は、会議所のビルにある会議室で行われ、初日の29日は、地元の医療機関から派遣された医師らが問診を行ったあと、およそ400人にワクチンを接種しました。

日本商工会議所によりますと、会議所が会員企業を集めて行う職域接種は、関西では初めてだということです。
岸和田商工会議所によりますと、中小が中心のおよそ1900の会員企業に参加を募ったところ、これまでにおよそ350社から6300人分の申し込みがあったということです。

接種を終えた20代の男性は「接種ができて安心した。営業なので、お客様にも安心してもらえると思う」とと話していました。

岸和田商工会議所は、希望者全員への接種をことし8月末までに終えたいとしていますが、これまでに確保できているワクチンは、およそ5000人分で、不足分の確保のめどは立っていないということです。
岸和田商工会議所の中井秀樹会頭は「中小零細企業はかなり疲弊している。できるかぎり早く接種を終えて、一日でも早く安心を届けたい」と話していました。