茂木外相 東南アジア諸国連合のミャンマー特使への支援表明

イタリアを訪れている茂木外務大臣は、インドネシアのルトノ外相と会談し、ミャンマー情勢をめぐり、今後任命される、軍と民主派勢力との対話を仲介するASEAN=東南アジア諸国連合の特使を日本として支援していく考えを伝えました。

G20=主要20か国の外相会合などに出席するため、イタリア南部のマテーラを訪れている茂木外務大臣は、日本時間の29日未明、インドネシアのルトノ外相と会談しました。

会談ではミャンマー情勢をめぐってルトノ外相が、軍と民主派勢力との対話を仲介する特使を派遣するなど事態打開に向けたASEANの取り組みを説明し、日本の協力を求めました。

これに対し茂木大臣は「今後任命される特使を支援していく」と述べたうえで、対話の実現や拘束者の解放に向けて、日本としてもミャンマー軍に強く働きかけていく考えを示しました。

そして、ミャンマー情勢への対応で今後も緊密に連携していくことで一致しました。

一方、茂木大臣は、来月1日以降インドネシアにおよそ100万回分の新型コロナウイルスワクチンを提供する方針を伝え、ルトノ外相は謝意を示しました。