テニス ウィンブルドン選手権 28日 2年ぶりに開幕

新型コロナウイルスの影響で去年中止となったテニスのウィンブルドン選手権が28日、ロンドンで2年ぶりに開幕します。

テニスの四大大会の中で最も歴史があるウインブルドン選手権は去年、新型コロナウイルスの影響で中止されました。

ことしは28日から2年ぶりに開催されることになりましたが、現在、イギリス国内はインドで確認された変異ウイルスのデルタ株の感染拡大が続いていて、徹底した対策が求められる大会になります。

大会主催者はソーシャルディスタンスを保つため、大会の伝統となっていたテントを張って泊まり込む人もいるチケット販売を、すべてオンラインで行っているほか、観客を大会初日は会場全体やセンターコートなどの収容可能人数の50%まで制限しています。

観客の人数については今後徐々に増やし、最終的に1万5000人が収容できるセンターコートで行われる決勝では、制限を設けずに行うことを目指すとしています。

大会は来月11日まで行われ、日本からは東京オリンピック代表に内定している錦織圭選手や西岡良仁選手、それに土居美咲選手などが出場します。

女子シングルスの世界ランキング2位で、全仏オープンを1回戦のあと棄権した大坂なおみ選手は欠場しました。