インド型変異ウイルス 拡大6国の選手ら 出国前7日間検査要求へ

東京オリンピック・パラリンピックの新型コロナウイルス対策をめぐり、インドで確認された変異ウイルスの感染が拡大している6つの国から来月1日以降入国する選手らについて、政府は出国前の7日間、毎日、検査を行うよう求める方針を決めました。

東京大会の新型コロナウイルス対策をめぐり、政府や組織委員会などは、海外から参加するすべての選手やコーチなどに対し、▽出国前は4日以内に2回、▽入国後は原則、毎日、検査を行うよう求めています。

しかし、より感染力が強いとされるインドで確認された変異ウイルス「デルタ株」への対策を強化する必要があるとして、インドやネパールなど変異ウイルスの感染が拡大している6つの国から来月1日以降、入国する選手らについて、出国前の7日間、毎日、検査を行うよう求める方針を決めました。

また、これらの国に準じて、感染が広がっているエジプトやベトナムなど5つの国の選手らには、出国前3日間、毎日、検査を求めるとしています。

そして選手らには、これらの検査を行ったうえで、入国後の3日間、チーム以外の人と接触しないことなどを条件に、国内での練習などを認めることにしています。