新型コロナ スポーツクラブなどでもクラスター 対策徹底を

新型コロナウイルス対策で、政府は先月、各地で発生したクラスターを分類したところ、高齢者施設や職場が依然として多いほか、これまで少なかったスポーツクラブなどでも起きていることから、十分な換気など対策を徹底するよう改めて呼びかけています。

政府は、先月1か月間に各地で起きたクラスター1163件について、報道などをもとに、発生場所ごとに分類した結果を公表しました。

それによりますと、高齢者施設が353件と最も多く、次いで、企業などの職場が237件、飲食店が197件、学校や教育施設が183件などとなっています。

また、これまで少なかったスポーツクラブなどの運動施設でも35件起きていて、このうち、ホットヨガのスタジオでおよそ80人が感染した例や、同じ地区の3か所のスポーツクラブで、合わせて70人の感染が確認された例があったということです。

西村経済再生担当大臣は「高齢者施設や医療機関は、ワクチン接種を進めているので、今後、減少してくると思うが、飲食店での発生が増え、企業、大学などと合わせると、半分以上を占めている。スポーツクラブも増えており、特に換気などの対策をお願いしたい」と呼びかけています。