秋田「大曲の花火」2年連続開催せず 新型コロナ感染防止で

全国の花火師が美しさなどを競う大会として知られる、秋田県大仙市の『大曲の花火』について、大会委員会は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、去年に続き、ことしも開催しないことを決めました。

『大曲の花火』は全国の花火師が花火の美しさや独創性を競う花火大会で、明治43年に始まり、名称や規模を変えながらこれまでに93回開かれ、おととしはおよそ75万人が訪れています。

25日、大仙市で大会委員会の会合が開かれ、毎年8月に開かれる『大曲の花火』について、新型コロナの感染拡大を防ぐためことしも開催しないことを決めたということです。

戦後で開催されないのは、昭和22年と去年に続き、3回目となります。

また、ことしは去年、大会の代わりに実施した事前に打ち上げ場所や時間を公表しない『サプライズ花火』などの催しは行わない方針です。

大会委員会の会長を務める大仙市の老松博行市長は「2年続けて開催できず、非常に残念だ。代わりとなる催しも行わないので、花火業界への支援策を真剣に考えたい」と述べました。