沖縄 玉城知事 インド型(デルタ株)確認 検査体制拡充の考え

沖縄県内で感染が拡大して、一時、自宅療養者が1000人を超えたことについて、玉城知事は、宿泊療養施設をさらに確保するとともに、インドで確認された変異ウイルスの「デルタ株」の感染者が県内でも確認されたことを受けて、検査体制の拡充に重点的に取り組む考えを示しました。

25日の県議会で玉城知事は、大型連休以降の急激な感染拡大で、一時、自宅療養者が1000人を超えたことについて「短期間に多くの陽性者に加え、濃厚接触者も多数発生したことから、不安を持ちながら自宅で待機された方もいたとうかがっている。これらの経験を踏まえ、さらなる宿泊療養施設の確保や、速やかな職員の招集など体制の強化に努めていく」と述べました。

さらに玉城知事は「感染拡大を抑え込むため、検査の拡充が必要だ。直行便のある離島空港でのPCR検査を実施し、児童・生徒の感染拡大を抑え込むために、学校でのPCR検査の支援チームを設置した。県内でも確認されたデルタ株に対応する検査体制の拡充などに、さらに重点的に取り組む」と述べました。