萩生田文科相 学校での集団接種を推奨せず 希望者は個別接種で

12歳以上を対象にした新型コロナウイルスワクチンの学校での集団接種について、萩生田文部科学大臣は、現時点では推奨しないと強調したうえで、希望する人は、保護者の同意のもとで、かかりつけ医による個別接種を受けるのが望ましいという考えを示しました。

12歳以上を対象に新型コロナウイルスのワクチン接種を学校で行う「学校集団接種」について、国は保護者への説明の機会が乏しいことや、接種への同調圧力を生みがちであるなどとして「現時点で推奨するものではない」とする指針をまとめ、22日、全国の教育委員会などに通知しました。

これについて萩生田文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で、学校での集団接種は、現時点では推奨しないと強調したうえで「学校での集団接種を受ける人と受けない人で、それがいじめなどにつながることも心配される」と指摘しました。

そして、希望する人は保護者の同意のもとで、かかりつけ医による個別接種を受けるのが望ましいという考えを示しました。