“閉会中審査 定期的に開催を” 立民が自民に求め引き続き協議

今後の国会審議の在り方をめぐり、自民党と立憲民主党の国会対策委員長が会談し、立憲民主党は、新型コロナウイルス対策などを議論するため、閉会中審査を定期的に開催するよう求め、引き続き協議することになりました。

通常国会が先週16日に閉会したことを受けて、自民党の森山国会対策委員長と立憲民主党の安住国会対策委員長が会談し、今後の国会審議の在り方をめぐって意見を交わしました。

この中で安住氏は「新型コロナウイルス対応などについて、毎週、国会で議論する必要がある」と述べ、内閣委員会と厚生労働委員会で閉会中審査を定期的に開催するよう求めました。

また安住氏は、財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ、自殺した近畿財務局の赤木俊夫さんが職場に残したいわゆる「赤木ファイル」が開示されたことなどを受けて、衆議院財務金融委員会などの開催を求めました。

これに対し、森山氏はいずれも持ち帰って検討する考えを伝え、23日改めて協議することになりました。

自民 森山国対委員長「必要な場合は速やかに委員会開く」

自民党の森山国会対策委員長は、記者団に対し、安住氏が求める閉会中審査の開催について「新型コロナウイルスは、どんなことが起きるか分からないので、しっかり野党とも協議し、必要な場合は速やかに委員会を開くということになるだろう」と述べました。

立民 安住国対委員長「衆参両院で実のある議論を」

立憲民主党の安住国会対策委員長は、記者団に対し「残念ながら国会は閉じたが、これから状況の変化があれば、いろいろな対応をせざるをえなくなるので、関係する委員会は開いておいたほうがいい。衆参両院で実のある議論をしていったほうが国のためになる」と述べました。