緊急事態宣言解除 都内の居酒屋チェーンが2か月ぶり営業再開

緊急事態宣言が沖縄県を除いて解除され、まん延防止等重点措置に移行した地域の飲食店も酒の提供が認められることになり、休業を続けてきた都内の居酒屋チェーンは、およそ2か月ぶりに営業を再開しました。

このうち、1都3県でおよそ20店舗を展開する居酒屋チェーンの東京 浅草の店舗は、ことし4月25日以降休業を続けていましたが、21日から営業を再開しました。

開店を前に従業員は、休業の掲示を取り外したりビールのたるをサーバーにつないで点検したりして、およそ2か月ぶりの営業再開に備えました。

そして、午前11時半に開店すると、訪れた常連客が早速ビールを注文する姿も見られました。

店では、感染対策として客が長時間の滞在を避けるため、お酒のオーダーを入店から1時間15分までとする独自のルールを設定したということです。

つぼ八 浅草駅ビル店の古屋裕希店長は「休業中はスタッフも収入の面で厳しくなるので、再開できることは素直にうれしく思います」と話していました。

まん延防止等重点措置の対象地域では、東京都や大阪府が酒を提供する場合の客を1グループ2人までとするなど地域ごとの制限もあり、チェーンによっては採算がとれないとして再開を見送る店舗もある見込みです。