宣言解除 “重点措置”に移行 飲食店では酒提供の準備 大阪

大阪、兵庫、京都に出ていた緊急事態宣言が解除され、21日からまん延防止等重点措置に移行されました。大阪市内の飲食店では一定の条件付きでアルコール飲料の提供ができるようになり、準備を進めました。

大阪府では33の市が21日からまん延防止等重点措置の対象地域となり、酒類を提供する場合は▽感染対策に取り組み大阪府の認証を得ることや、▽原則1グループ2人を上限に、▽午前11時から午後7時までと条件が付いています。

大阪ミナミの串カツ店「串かつだるま道頓堀店」では、緊急事態宣言にともない4月下旬からアルコール飲料の提供をやめてきましたが、21日午前中から再開に向けて準備を進めました。

店員はビールなどのたるを店に運び込み、サーバーの点検を行ったり、店内のドリンクメニューをソフトドリンクのみのものから、アルコールを含めた通常のものに切り替えたりしていました。

中嶋隆晴店長は「酒が飲めないと帰ってしまう客もいたので、アルコール飲料の提供が再開できて率直にうれしい。ただ、制限は依然残っていて、これまでどおりの営業とはいかないが、来店客が少しでも戻ってもらえればと思う」と話していました。