宣言解除で居酒屋チェーン再開の動きも時間制限で苦境続く

東京都などでは、緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に移行し、重点措置の対象地域でも、飲食店での酒の提供が認められます。これに合わせて、居酒屋チェーン大手は休業していた店舗の一部を再開させる予定ですが、提供時間や客の数が制限され、当面、厳しい状況が続きそうです。

東京都など7都道府県では、緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に移行し、重点措置の対象地域の飲食店でも、21日から酒類の提供が認められます。

これを受けて、居酒屋チェーンを展開する外食大手の「ワタミ」は、休業している店舗の一部を21日以降、再開させる予定です。

また、「コロワイド」もグループで休業中の居酒屋の店舗の再開を計画するなど、大手チェーン各社で営業再開の動きが出ています。

ただ、酒類の提供は午後7時までとされているほか、酒を提供する場合の客の人数について、国が1組4人以内としているのに対して、東京都や大阪府は2人以内とするなど独自の制限を設ける地域もあります。

このため、採算が見込めないとして、休業を続ける店舗も一定数ある見込みで、酒類の提供が再開されても居酒屋チェーンは当面、厳しい状況が続きそうです。