ワイン関税の上乗せは不当 WTOに中国を提訴へ オーストラリア

オーストラリア政府は、中国がオーストラリア産のワインに関税を上乗せした措置を不当だとして、WTO=世界貿易機関に提訴すると発表しました。

オーストラリア産のワインについて、中国政府はことし3月、不当に安く輸入されるダンピングなどによって中国国内の業界に損害が生じているとして、生産者ごとに116.2%から218.4%の関税を上乗せする措置を始めました。
この措置について、オーストラリアのテハン貿易相は19日、声明を出し、中国の措置は不当だとして、WTOに提訴すると発表しました。

この中でテハン貿易相は「WTOへの提訴は、ルールに基づく貿易を支持する私たちの姿勢に沿ったものだ」としています。

両国関係をめぐっては、オーストラリアが去年、新型コロナウイルスの発生源をめぐる独立調査が必要だとの見方を示したのに対して、中国が強く反発し、オーストラリアからの農産物などの輸入を制限する措置を相次いで打ち出すなど関係が冷え込んでいます。