全国一斉に「過労死110番」 長時間労働などの相談に応じる

新型コロナウイルスの影響が長期化する中、長時間労働などで悩んでいる人の相談に弁護士が応じる無料の電話相談が、19日全国一斉に行われています。

この電話相談は過労死の問題に取り組む弁護士グループが毎年実施しています。

全国34の都道府県で一斉に行われていて、このうち東京の事務所では、午前10時に受け付けが始まり、保健所で働く人から、新型コロナウイルスへの対応で休日や深夜にも業務にあたり、体調を崩して休職したが、人手が足りずに職場に復帰させられ、困っているという相談が寄せられていました。

弁護士グループによりますと、新型コロナウイルスの影響では、これまでに医療や介護などの業種で長時間労働となっているほか、テレワークで精神的な不調を訴えるといった相談が多く寄せられているということです。

相談にあたっている川人博弁護士「新型コロナウイルスの影響で忙しくなった人だけでなく、仕事がなくなってストレスを感じている人もいると思うので、まずは気軽に相談してほしい」と話していました。

電話相談は一部の地域を除いて19日午後4時までで、
番号は0120-222-751です。