神奈川県「まん延防止」延長 対象地域縮小し酒類提供は緩和

神奈川県は、まん延防止等重点措置の延長が決まったことを受けて、18日、対策本部会議を開き、措置の対象地域を縮小したうえで、地域内の飲食店などに対し条件付きで酒類の提供を認めることなどを決めました。

神奈川県は、まん延防止等重点措置の来月11日までの延長が決まったことを受けて、18日午前、新型コロナウイルスの対策本部会議を開きました。

この中で、今月21日以降、対象地域をこれまでの20の市と町から横浜市、川崎市、相模原市、小田原市、厚木市、座間市の6つの市に縮小することを決めました。

そして、この地域内の飲食店などに対しては、引き続き営業時間を午後8時までとするよう要請する一方、感染防止対策を徹底している店にかぎり、1グループ4人を上限に90分以内という条件付きで、午前11時から午後7時まで酒類の提供を認めることになりました。

それ以外の地域の飲食店などについては、営業時間を午後9時までとし、酒類の提供は同じ条件で午後8時までとします。

ただ、県内の新規感染者数が週平均で1日当たり230人を超えた場合は措置の区域の拡大を検討し、酒類の提供停止を要請するということです。

黒岩知事は「本来なら酒類の提供停止を継続したいが、飲食店も県民も我慢の限界と感じているので、条件付きで緩和を決めた。感染者数が増えてくれば、すぐに提供停止を要請する」と話していました。