職域接種 東京商工会議所 飲食や宿泊などの中小企業優先し実施

新型コロナウイルスのワクチンの職域接種で、東京商工会議所は、コロナ禍で厳しい経営が続く飲食や宿泊などの中小企業を優先した接種を、都の医師会などと共同で来月8日から始めることになりました。

東京商工会議所は来月8日から、東京 千代田区にある商工会議所のホールで、中小企業向けに新型コロナのワクチン接種を行います。

東京都医師会などから医療従事者の派遣を受け、従業員が50人未満の会員企業を対象に、1日500回程度のワクチン接種が行える態勢を整えるとしています。

特に、コロナ禍で厳しい経営が続く飲食や宿泊、観光業などおよそ5000社を優先して接種を進めるということです。

今後、対象企業に対して予約方法などの案内を郵送することにしていて、9月30日まで毎日、接種を実施し、担い手の確保や会場運営などで課題を抱える中小企業のワクチン接種を後押ししたいとしています。

東京商工会議所の三村会頭は、17日の記者会見で「地元の医師会との関係を深めることで、いろんな接種の事例が増えてくるのでないかと期待している。東京以外の商工会議所でも接種が広がることを期待したい」と述べました。