埼玉県 “まん延防止”延長 対象はさいたま市と川口市に

埼玉県は「まん延防止等重点措置」の延長が決まったことを受け、対象地域とするさいたま市と川口市にある飲食店などに対し、営業時間を引き続き午後8時までに短縮するよう求める一方、県の感染対策の認証を受けた店については酒類の提供を認めることを決めました。

埼玉県では17日午後5時半から対策本部会議を開き「まん延防止等重点措置」の具体的な内容を決めました。

それによりますと、期間は今月21日から来月11日までで、対象地域はこれまでの15の市と町からさいたま市と川口市の2つの市に縮小し、それ以外の13の市と町は今月20日で解除となります。

対象地域の飲食店などに対しては営業時間をこれまでと同じ午後8時までとするよう求めたうえで、自粛を要請していた酒類の提供については、感染対策の県の認証を受けている店では認め、1人もしくは同居家族のみのグループに限定することを条件に提供時間を午後7時までとするよう要請します。

また、県内全域の飲食店に対して90分を超えるような長時間の会食を避け、4人以下か同居家族のみのグループに限るよう、働きかけることを求めています。

会議の中で埼玉県の大野知事は「まん延防止等重点措置の期間が2か月を超える長期間となり、県民・事業者の皆様には本当に申し訳ない。延長した期間で徹底的に抑え、通常の経済社会活動をもう一度取り戻すために協力をお願いしたい」と述べました。