愛知県 “まん延防止”移行 対象は名古屋市など14市町

愛知県の大村知事は、緊急事態宣言が解除され、まん延防止等重点措置に移行した場合、名古屋市など14の市と町を重点措置の対象地域にすると発表しました。対象地域の飲食店には、営業時間を引き続き午後8時までに短縮するよう要請する一方、現在は自粛を求めている酒の提供を午後7時まで認める方針です。

発表によりますと、愛知県は、まん延防止等重点措置に移行した場合、新たな感染者数がステージ3の指標を超えている県内の14の市と町を重点措置の対象地域にする方針です。

具体的には、名古屋市、春日井市、津島市、犬山市、小牧市、清須市、豊山町、大口町、大治町、半田市、岡崎市、刈谷市、高浜市、豊橋市です。

これら14の市と町では、飲食店に対して営業時間を引き続き午後8時までに短縮するよう要請する一方、現在は自粛を求めている酒の提供を午後7時まで認めることにしています。

また、重点措置の対象地域以外でも、飲食店に対して営業時間を午後9時までに短縮するよう要請する一方で、酒の提供は営業時間内で認めるということです。

さらに、百貨店やパチンコ店などの大規模な集客施設については、重点措置の対象地域では午後8時まで、対象地域以外では午後9時までに営業時間を短縮するよう要請します。

一方で、現在、行っている土曜と日曜の休業要請は行わないということです。

このほか、県民に対し、不要不急の県をまたぐ移動の自粛を引き続き求めるほか、不要不急の外出についても重点措置の対象地域では午後8時以降、対象地域以外では午後9時以降は特に自粛するよう求めます。

このほか、豊橋市に新たに開設する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場について、開設期間を1週間延ばし、来月10日から9月3日までとすると発表しました。