アイスホッケー女子 世界選手権へ「今の実力 経験ぶつけたい」

新型コロナウイルスの影響で延期されていたアイスホッケー女子の世界選手権が、8月にカナダで開催されることになり、日本代表でキャプテンを務める大澤ちほ選手が「今の実力、経験をぶつけたい」と意気込みを話しました。

アイスホッケー女子の世界選手権は、当初ことし4月に予定されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期となり、今月に入って、8月20日からカナダのカルガリーで開催されることが決まりました。

大会に向けて日本代表のメンバーは青森県内で合宿を行っていて、17日、オンラインで取材に応じました。

世界選手権で代表チームのキャプテンを務める大澤選手は「大会が延期されたが、いつ開催されてもいいように、少しだけ体を休めながら準備してきた。合宿では大会を意識して取り組めている」と話しました。

そのうえで、世界選手権とオリンピックの2つの大きな大会が控えるシーズンに向けて「世界選手権では今の実力、経験をぶつけていきたい。課題を見つけるチャンスでもあると思う。体力的には大変だが、シーズン最後のオリンピックにつなげたい」と意気込みを話しました。

今回の世界選手権は日本にとっておよそ2年ぶりの海外チームとの対戦で、貴重な実戦の機会になります。

飯塚祐司監督は「シュートやパスの力強さは間違いなく出てきていて、選手個々のレベルは上がっている。外国人選手を相手にどこまでできるのか楽しみだ。目標のベスト4に向けて取り組んでいきたい」と話していました。