沖縄 嘉手納基地 日本人従業員対象のワクチン接種始まる

在日アメリカ軍基地で働く日本人従業員を対象にした、新型コロナウイルスのワクチン接種がアメリカ軍の医療関係者から受けられるようになり、沖縄県の嘉手納基地でも接種が行われています。

在日アメリカ軍基地で働いている日本人従業員について、日本とアメリカは、本人が希望すれば軍の医療関係者によるワクチン接種を行うことで合意しました。

これを受けて沖縄県の嘉手納基地では、15日から日本人従業員へのワクチン接種が始まり、16日、その様子が公開されました。

会場では、日本人従業員たちがモデルナ社のワクチンの接種を受けたあと、副反応がないか用意されたいすに座って15分間待機していました。

アメリカ軍によりますと、基地で接種しなくても職場で不当な扱いは受けないことを事前に周知しているということです。

接種を受けた那覇市の男性は「スーパーマーケットで働いていて、お客さんと接触することもある。民間だといつやってくれるかわからないので、接種してほっとしました」と話していました。

アメリカ空軍第18航空団のケビン・ヘッティンガー公衆衛生緊急対応担当官は「接種は日米同盟を守る意味でも、とても大事なことだと考えている。私たちの任務は基地従業員にも支えられているので、私たちの任務にも意味がある」と話していました。