インド型変異ウイルス 80の国や地域から報告 WHO

WHO=世界保健機関はインドで確認された変異ウイルスのデルタ株の報告が、今月15日の時点で、80の国や地域からあったとする報告書をまとめました。

WHOの報告書によりますと、今月15日の時点で、インドで確認された変異ウイルスのデルタ株の報告があった国や地域は80と、前の週に比べて6増えました。

また、イギリスで確認された変異ウイルスのアルファ株の報告があった国や地域は前の週から3増えて164、南アフリカで確認されたベータ株の報告があった国や地域は前の週と変わらず115、ブラジルで確認されたガンマ株の報告があった国や地域は前の週から4増えて68でした。

WHOは世界全体の感染者と死者の数は減少傾向が続いているものの、ワクチンなどの確保が難しいアフリカでは感染者数が前の週から44%増加していて特に懸念しているとしています。

そのうえで、世界では一日に1万人以上が死亡しているとして、ワクチン接種の加速化に向け、各国に協力を呼びかけています。