政府の大規模接種センター 17日から18歳から64歳の人も対象に

政府の大規模接種センターで行うワクチン接種について、防衛省は、予約枠にまだ空きがあることから、65歳以上としている対象年齢を引き下げ、17日から18歳から64歳の人も接種の対象に加えることを決めました。

政府が設置した大規模接種センターでは65歳以上の高齢者を対象に接種が進められていますが、6月27日までの期間の予約枠は、15日午後5時の時点で東京会場で8万5000件余りが、大阪会場でおよそ3万3000件が空いています。

これを受けて、防衛省は15日対策本部会議を開き、65歳以上としている対象年齢を引き下げ、18歳から64歳の人も接種の対象に加えることを決めました。

予約はインターネットで16日午前0時から、電話で16日午前7時から受け付け、予約ができれば、17日から接種を受けることができます。

またこれまで通り対象は全国で、自治体から送られる接種券を持っていることが条件になります。

ただ、大規模接種センターで使用しているモデルナのワクチンの対象年齢が18歳以上となっていることから、18歳未満は対象にはなりません。

中山防衛副大臣は記者団に対し「これまでの取り組みによって、65歳以上の高齢者の方々の『接種ニーズ』を十分にくみ取ることができたものと判断し、予約対象を、接種券の発行を受けている18歳以上へ拡大することとした」と述べました。

河野規制改革担当相「うまくいけば今月中に1日100万回」

河野規制改革担当大臣は、海外の報道機関向けに開いたオンラインの記者会見で「日本でのワクチン接種は、スムーズに進んでいると思う。1日あたりの接種回数はおよそ80万回ほどで、さらに増えており、うまくいけば今月中には1日100万回に達すると思う」と述べました。