レスリング 文田 ワクチン接種後体調不良続き国際大会欠場

レスリング男子グレコローマンスタイルで東京オリンピック代表に内定している文田健一郎選手が本番前、最後の実戦となる国際大会を欠場しました。関係者によりますと文田選手は6月、新型コロナウイルスのワクチンを接種したあと、微熱が出るなどの体調不良が続いていたということです。

レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級で東京オリンピック代表に内定している文田選手は、オリンピック前の最後の実戦として13日にポーランドで行われる国際大会に出場する予定でした。

しかし、レスリング協会は11日、文田選手が体調不良のため、この大会への参加を取りやめると発表しました。

関係者によりますと、文田選手は今月はじめに新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けましたが、その後、微熱が続くなど体調が悪化し、大会に向けた調整が十分にできなかったということです。

文田選手は去年2月以来となる国際大会として、海外選手との貴重な実戦の機会と位置づけていましたが、思わぬ形での欠場となりました。

レスリング協会は、欠場を決めた理由について「オリンピック本番に万全の態勢で臨めるよう慎重に検討した結果の判断だ」と説明しています。