7月末までの高齢者接種完了実現に向け全力 岸防衛相

政府の大規模接種センターで行うワクチン接種の対象地域を全国に拡大したことについて、岸防衛大臣は、接種のための移動は不要不急の外出には当たらないとしたうえで、7月末までの高齢者の接種完了の実現に向けて全力を挙げる考えを示しました。

政府が東京と大阪に設置した大規模接種センターは、6月14日から27日までの2週間分の予約に多くの空きがあることから、防衛省は、対象地域を限定せず、65歳以上の高齢者であれば、全国どこからでも予約できるようにしました。

岸防衛大臣は記者会見で、今回の措置は、ワクチン接種を加速化させる政府の方針に基づいたものだとしたうえで、接種のための移動は不要不急の外出にはあたらないという認識を示しました。

そして「対象地域を拡大することで人の移動はあるが、感染防止の措置をきっちり取っていただきながら、ワクチン接種を広げていくべきだと判断した」と述べ、7月末までの高齢者の接種完了の実現に向けて全力を挙げる考えを示しました。

また、岸大臣は、今後の予約状況を見ながら、基礎疾患のある人や高齢者施設で働く人を含め、64歳以下の人も接種の対象に加えることを検討する考えを示しました。