ワクチン接種 在日米軍基地勤務の日本人従業員も接種へ

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐって、防衛省は、在日アメリカ軍基地で勤務する日本人従業員が、基地にある病院などでアメリカ軍の医療関係者による接種を受けられるようになったと発表しました。

ワクチン接種を加速させようと、防衛省は、在日アメリカ軍基地で勤務する日本人従業員に、軍の医療関係者による接種ができないか、アメリカ側と協議を進めてきました。

その結果、防衛省は、基地で勤務するおよそ2万6000人の日本人従業員らについて、希望者は、基地にある病院などでアメリカ軍の医療関係者による接種が受けられるようになったと発表しました。

接種券は必要なく、防衛省が接種の情報を一元的に管理して自治体と共有するということです。

一方で、アメリカから直接運ばれるワクチンを使用するため「予防接種法」の適用外となり、健康被害が生じた場合には日本の制度では補償ができないことから、防衛省は個別のケースに応じて支援を検討することにしています。