中米エルサルバドル ビットコインを法定通貨にする法案可決

中米エルサルバドルの議会は、代表的な暗号資産、ビットコインを法定通貨にする法案を可決しました。欧米メディアによりますと、ビットコインが法定通貨になるのは世界で初めてですが、価格の変動が激しいことなどから懸念の声も出ています。

複数の欧米メディアによりますと、中米エルサルバドルの議会は9日までに、代表的な暗号資産であるビットコインを法定通貨にする法案を賛成多数で可決しました。

ビットコインが法定通貨とされるのは世界で初めてだということで、個人や企業が買い物や納税など、さまざまな支払いで使えるようになります。

法律は90日後に効力を持ち、これまでの法定通貨、アメリカドルも引き続き使用されるということです。

ブケレ大統領は、ツイッターに「エルサルバドルでは人口の70%が銀行口座を持っていない」と投稿し、従来の金融サービスを利用できない人にスマートフォンなどを通じた決済手段を提供することや、海外から送金する際の手数料を抑えることで国民の利便性を高めるねらいを強調しています。

一方で、ビットコインは価格の変動が激しく、政府や中央銀行による管理が難しいこともあり、安定的に通貨としての役割を果たせるか、専門家などからは懸念の声もあがっています。