経済活動再開進むニューヨーク 大勢の観客入れた映画祭始まる

経済活動の再開が進むニューヨークで、アメリカ最大の映画祭の一つ、トライベッカ映画祭が始まり、市内各地の会場で大勢の観客を入れて上映会が行われました。

トライベッカ映画祭は、アメリカ同時多発テロ事件からの復興を後押ししようと2002年に始まり、毎年、ニューヨーク市内で上映会などが行われてきました。

去年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、映画館や劇場などが閉鎖されたことから、大幅に規模を縮小しての開催を余儀なくされましたが、ことしは市内各地に設けられた会場で、上映会やイベントなどが行われ、延べ10万人の観客が訪れると予想されています。

ニューヨーク州のクオモ知事は9日、開幕にあたって会見し「トライベッカ映画祭は、テロから私たちが立ち直るのを導いてくれたように、新型コロナウイルスの危機を乗り越えるのも助けてくれた」と述べて、ニューヨークでの芸術活動の再開を祝いました。

新型コロナウイルスの感染拡大によって映画館や劇場が長期間閉鎖された影響で、ニューヨーク州では芸術や娯楽分野での雇用が大幅に減少するなど、エンターテインメント産業は経済的に大きな打撃を受けました。

しかし、ニューヨーク市ではワクチンの接種が進み、1日に報告される感染者の数も平均で230人程度に減少していて、ことし9月にはニューヨークの観光の柱の一つ、ブロードウェイの劇場も全面的に再開される見込みとなるなど、芸術の街としての姿を取り戻しつつあります。