企業物価指数 5月は2008年以来の高水準 原油価格上昇などで

企業の間で取り引きされるモノの価格を示す、企業物価指数の5月の速報値は、原油価格の上昇などで去年の同じ月を3か月連続で上回り、2008年以来の高い水準となっています。

日銀が発表した5月の企業物価指数の速報値は、2015年の平均を100とした指数で103.9と、去年の同じ月を4.9%上回りました。

3か月連続の上昇で、2008年9月以来、12年8か月ぶりの高い水準となっています。

これは、欧米の主要国などで新型コロナウイルスのワクチン接種が進んだことで、経済活動の再開が本格化し、原油価格が上昇していることが主な要因で、「石油・石炭製品」や「化学製品」の価格が上がっています。

また、中国や欧米などでの需要の高まりで銅の価格が上昇しているため、「非鉄金属」も値上がりしています。

日銀は、「企業が価格に転嫁するまでには時間がかかるため、コストの上昇が収益に影響する可能性もある。国内の実体経済は引き続き不透明感が強く、今後の影響をしっかり見ていきたい」としています。