ベルリン国際映画祭 一般向け上映開始 15日から「偶然と想像」

ドイツでは新型コロナウイルスの影響で延期されていた世界3大映画祭の1つ、ベルリン国際映画祭で一般の観客向けの上映会が始まりました。審査員大賞に選ばれた濱口竜介監督の「偶然と想像」は今月15日から上映される予定です。

カンヌ、ベネチアと並ぶ世界3大映画祭の1つ、ベルリン国際映画祭は新型コロナウイルスの影響で延期されていた一般の観客向けの上映会が9日、始まりました。

市内中心部の特設会場でのオープニングでは、俳優のジョディ・フォスターさん演じる弁護士が2001年のアメリカ同時多発テロ事件に関わったとしてグアンタナモ収容所に収容された青年を救おうと奮闘する作品「TheMauritanian」が上映されました。

20日まで市内各地で開かれる上映会は感染対策としていずれも野外で行われ、観客は24時間以内に受けた検査の陰性結果を提示するかワクチン接種を完了したことなどを証明する必要があります。

ことし3月に行われた審査で最高賞の金熊賞に次ぐ銀熊賞の審査員大賞に選ばれた濱口竜介監督の「偶然と想像」は15日から3日間にわたって上映される予定です。

これに先立ち13日には授賞式が行われ濱口監督も出席する見通しです。