自宅で死亡のコロナ感染者 先月末までの4か月間で51人 厚労省

先月末までの4か月間に新型コロナウイルスへの感染が国に報告された人のうち、自宅で死亡した人が50人余りに上っていたことが厚生労働省のまとめで分かりました。

厚生労働省は新型コロナウイルスの感染者の情報を全国の自治体や医療機関から集約するシステムを使って、感染者が自宅で死亡した事例を分析し、9日夜の専門家会合で初めて公表しました。

それによりますと、ことし2月1日から先月30日にかけて感染が報告された人のうち、自宅で死亡した人は合わせて51人でした。

都道府県別では
▽大阪府が15人
▽兵庫県が6人
▽東京都が3人
▽千葉県、福岡県、茨城県、和歌山県、愛知県、北海道、愛媛県がそれぞれ2人
などとなっています。

厚生労働省の専門家会合の座長で国立感染症研究所の脇田隆字所長は「初めて示されたデータなので、さらに分析を進めたうえでどう解釈すべきかを議論する必要がある」としています。

※宮崎県が3人報告していたが、計上ミスとして取り下げ。