ガソリン小売価格 値上がり 欧米ワクチン接種進み景気回復期待

今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり152.9円で、先週より0.4円値上がりしました。

アメリカやヨーロッパで新型コロナウイルスのワクチンの接種が進み、景気の持ち直しへの期待感から原油価格が上昇していることが要因です。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、7日時点のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットル当たり152.9円で、先週と比べて0.4円値上がりしました。

これは2018年11月以来、2年7か月ぶりの高い水準です。

アメリカやヨーロッパで新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、景気の持ち直しへの期待が高まっていることに加え、サウジアラビアやロシアなどの主な産油国が、来月にかけて原油の生産量を従来計画から変更しないと決めたことで、原油価格が値上がりしたことを反映しています。

今後の見通しについて、石油情報センターは「原油価格の値上がりは続いていて、来週もガソリン価格はこうした動きを反映するのではないか」としています。