丸川五輪相「東京大会の延期は困難」

東京オリンピック・パラリンピックについて、丸川担当大臣は閣議のあとの記者会見で、日程を変更した場合、会場や宿泊先の確保が難しくなるなどとして、大会の延期は困難だという認識を示しました。

この中で、丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣は、記者団が五輪スポンサーの一部が水面下で東京大会を9月か10月に延期するよう提案したとイギリスの新聞が報じたことについて質問したのに対し「組織委員会は『少なくともそういう話は聞いていない』と言っている。最終的に、延期はかなり難しいというのが私の今の実感だ」と述べました。

そのうえで、すでに、事前キャンプなどの具体的な調整が進められていることや、日程を変更した場合、会場や宿泊先の確保が難しくなることを理由に挙げました。

立民 安住国対委員長「国会をばかにしている」

立憲民主党の安住国会対策委員長は、会派の代議士会で「政府は、都合がいいときだけ分科会の話を聞き、都合が悪くなったら一切耳を貸さずに『東京オリンピックはとにかく理屈抜きでやります』という姿勢だ。野党側が『開催できるかどうか基準を示せ』と求めても馬の耳に念仏で、こんなに国会をばかにした対応はない」と述べました。