プロ野球 ワクチン副反応で選手体調不良 1軍の入れ替え柔軟に

プロ野球12球団は実行委員会を開き、今後、選手が新型コロナウイルスのワクチン接種で副反応による体調不良を訴えた場合は、1軍の出場選手を柔軟に入れ替えられるようにする特例を適用することを決めました。

プロ野球では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて昨シーズンから選手の感染が疑われる場合、出場選手登録を抹消されても復帰が可能になれば通常の10日間を待たずに再び登録できる特例が設けられています。

12球団は7日、オンラインで実行委員会を開き、今後ワクチンを接種した選手が副反応によって体調不良を訴えた場合もこの特例を適用することを決めました。

またワクチンの副反応で出場選手登録を抹消された場合は、復帰後に連続試合出場の記録を継続することも合わせて決定しました。

このほか、今月21日から始まる職場や大学などの職域単位でのワクチン接種についてスポーツ庁の意向調査を受け、選手やチーム関係者などをこの接種の対象に含めるようNPB=日本野球機構を通じて要望を伝えることになりました。

球団によっては親会社と連携してワクチン接種の準備を進めているという報告もあり、12球団とNPBは選手へのワクチン接種の進め方を検討していくことにしています。