中国「1つの中国」に反する 米上院議員の台湾訪問に厳重抗議

アメリカ議会上院の議員3人が6日台湾を訪れ、蔡英文総統と会談したことについて、中国外務省は「1つの中国」の原則に反すると強く反発したうえで、アメリカ側に厳重な抗議を行ったことを明らかにしました。

アメリカ議会上院の軍事委員会や外交委員会に所属する超党派の議員3人は、6日に台湾を訪れ、アメリカ政府から新型コロナウイルスのワクチン75万回分が提供されると表明するとともに、蔡英文総統と会談しました。

これについて、中国外務省の汪文斌報道官は7日の会見で「『1つの中国』の原則に著しく反するものであり、断固として反対する」と述べて強く反発するとともに、アメリカ側に厳重な抗議を行ったことを明らかにしました。

そのうえで「アメリカには、台湾とのいかなる形の公的な往来も直ちにやめ、台湾問題を慎重に処理し、台湾独立勢力に誤ったメッセージを送らないよう求める」と述べ、アメリカ側の動きをけん制しました。

中国は、日米首脳会談や米韓首脳会談の共同声明で「台湾海峡の平和と安定の重要性」について言及するなど、アメリカのバイデン政権が同盟国などと連携して、台湾との関係を深めていることにいらだちを強めています。