東京都 新型コロナ 3人死亡 235人感染確認 25日連続前週下回る

東京都内では、7日新たに235人の感染が確認され、25日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。ただ、都が、感染の広がりを反映する指標としてモニタリングを続けている「感染経路が分からない人」の割合は60%前後で推移していて、都の担当者は「対策をしっかりしてほしい」と話しています。

東京都は、7日都内で新たに10歳未満から80代までの男女合わせて235人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の月曜日より25人減り、前の週の同じ曜日を下回るのは25日連続となりました。

また、7日までの7日間平均は422.9人となり、前の週の77.3%です。

7日の235人の年代別は、
▽10歳未満が4人、
▽10代が14人、
▽20代が83人、
▽30代が49人、
▽40代が38人、
▽50代が26人、
▽60代が9人、
▽70代が7人、
▽80代が5人です。

235人のうち、およそ59.6%に当たる140人はこれまでのところ感染経路が分かっていません。

経路が分かっていない人の割合は、感染が拡大していたことし4月以降では、翌月の5月、それに今月に入っても60%前後の状況が続いています。

都は、感染の広がりを反映する指標として感染経路が分からない人についてモニタリングを続けていて、都の担当者は「対策をしっかりしてほしい」と話しています。

一方、感染経路が分かっている95人の濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が57人と最も多く、次いで「職場内」が18人、「会食」が6人、「施設内」が4人などとなっています。

「施設内」のうち、医療機関で感染が確認された人は1人で、都の担当者は「先月20日ごろから医療機関での感染者数は少なくなっていて、ワクチン接種が進んだことと一定程度関連があるのではないか」と話しています。

これで都内で感染が確認されたのは16万3915人になりました。

また、都が参考として発表した6日の検査件数は1451件で、6日までの3日間の平均は4473.3件でした。

7日時点で入院している人は、6日より48人減って1734人で、「現在確保している病床に占める割合」は31%です。

一方、都の基準で集計した7日時点の重症の患者は6日より1人増えて61人で、重症患者用の病床の16.4%を使用しています。

また、都は、感染が確認された70代の男性1人、それに80代の男性1人と女性1人の合わせて3人が死亡したことを明らかにしました。

これで、都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は2111人になりました。