競泳 ジャパンオープン 池江璃花子 100mバタフライで優勝

東京オリンピックの代表内定選手が出場した競泳のジャパンオープンの女子100メートルバタフライで池江璃花子選手が58秒03で優勝しました。

千葉県習志野市で行われたジャパンオープンは東京オリンピック前、最後となる競泳の主要大会で、33人の代表内定選手が本番に向けた強化の一環として出場しました。

大会最終日の6日行われた競技のうち池江選手は女子100メートルバタフライに出場しました。

決勝で池江選手は課題としているレース序盤は出遅れましたが、徐々にトップとの差を詰め、2番手で入った後半で一気に逆転し、そのままリードを守って優勝しました。

タイムは58秒03でリレーの代表入りを決めた4月の日本選手権からは0秒26遅れましたが、東京オリンピックに向けた強化を進める中、臨んだレースとしてはまずまずの結果でした。

このほか、男子200メートル平泳ぎには金メダル獲得を目指す20歳の大学3年生、佐藤翔馬選手が出場し、2分8秒32で優勝しました。

男子100メートルバタフライは水沼尚輝選手が日本記録に迫る51秒17の好タイムで優勝、男子200メートル背泳ぎは入江陵介選手が1分55秒97で優勝しました。

また女子200メートル平泳ぎは渡部香生子選手が2分24秒61で優勝しました。

池江「自信なかった種目なので優勝できたのはうれしい」

女子100メートルバタフライで優勝した池江璃花子選手は「57秒台を出したかったが、自信がなかった種目なので優勝できたのはうれしい」と控えめに喜びを口にしました。

後半で逆転したレース展開については思いどおりのプランを冷静に実行できたということで、「前半で飛ばすとバテてしまうので、前半はいきすぎないようにしつつ、トップから離されすぎないように泳いだ。ついていければ後半は問題ないと思っていた」と話していました。

100メートルバタフライは池江選手が最も得意としてきた種目ですが、白血病から競技に復帰したあとは体への負担なども考慮して自由形の練習を中心に行ってきたため、まだ十分なトレーニングを積めていません。

一方で思うように泳げないことが自身の思いを駆り立てているということで、池江選手は「復帰してから自由形をメインとしてきたなかで、バタフライでもう一度、活躍したいという気持ちがある。あと1か月余りでどこまで強くなれるか取り組み、与えられた仕事に全力で挑みたい」と話していました。

佐藤「ひどいタイムで残念」

佐藤翔馬選手は男子200メートル平泳ぎで代表入りを決めた4月の日本選手権でマークした日本記録から2秒近く遅れ、「ひどいタイムで残念。ここからしっかり調子を上げていきたい」と話し、優勝という結果にも納得できない様子でした。

先月(5月)中旬までは高地トレーニングを積み、スピードの強化など100メートルの距離に合わせた練習がメインだったということで「200メートルの泳ぎ方を少し忘れてしまっている部分がある。ただすぐに思い出せると思うし、調子を戻していけば速いタイムも出てくる。もう一度、気を引き締めて、じっくり頑張っていきたい」と話していました。