G7議長国 英首相 “ワクチン来年末までに全世界で接種を”

6月11日から始まるG7サミット=主要7か国首脳会議で、議長国イギリスのジョンソン首相は、来年の年末までに世界のすべての国々でワクチンを接種できるよう、G7各国にさらなる行動を呼びかけることにしています。

G7サミットは6月11日から13日にかけて、イギリス南西部のコーンウォールで、2年ぶりに対面で行われます。

議長国イギリスのジョンソン首相はサミットで、新型コロナウイルスによるパンデミックを完全に終わらせるため、来年の年末までに世界のすべての国々でワクチンを接種できるよう、各国にさらなる行動を呼びかけることにしています。

具体的にはワクチンの製造能力を強化することや、ワクチンを分配する国際的な枠組み「COVAXファシリティ」や2国間のやり取りを通じて途上国に余ったワクチンを提供することなどを挙げています。

ジョンソン首相は「世界は私たちが戦後最大の課題に立ち向かうことを期待している。新型コロナに打ち勝ち、共通の価値観に基づいて復興を成し遂げる」とコメントしています。