エンジェルス 大谷翔平 菊池雄星から16号ソロホームラン

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手がマリナーズ戦で相手先発の菊池雄星投手から今シーズン16号のホームランを打ちました。

4日にピッチャーとして今シーズンの2勝目をあげた大谷選手は、5日、本拠地のカリフォルニア州アナハイムで行われたマリナーズ戦に2番・指名打者で先発出場しました。

マリナーズの先発は、今シーズン4勝目を目指す菊池投手で、岩手の花巻東高校の先輩です。

2人の対戦は2019年以来、大リーグで4試合目となりました。

大谷選手は、1回の第1打席で初球の150キロを超えるカットボールをとらえセンターオーバーの先制ホームランを打ちました。

大谷選手のホームランは5月25日以来、今シーズンの16号で菊池投手からは、大リーグで2本目です。

3回の第2打席は、菊池投手の外角低めの変化球に空振りの三振で2年ぶりの対戦はホームランと三振という結果になりました。

このあとはリリーフしたピッチャーとの対戦で5回の第3打席は空振りの三振、7回の第4打席は、ライトライナーとなりましたが、11対5とリードした8回、1アウト二塁の第5打席では内角の変化球に対し両腕をうまくたたんでレフトへ運びタイムリーツーベースヒットとして1打点をあげました。

この試合、大谷選手は5打数2安打2打点で今シーズン15回目の複数安打をマークし、打率は2割5分9厘に上がりました。

一方、菊池投手は、150キロを超える速球に変化球を効果的に織り交ぜ4回までに三振8つを奪うなど好投を見せていましたが、5回、ノーアウト一塁の場面でピッチャー返しの打球が右ひざを直撃し、急きょ交代となりました。

球団は右ひざの打撲と発表しています。

菊池投手は、5回途中までに64球を投げ打たれたヒットが5本、フォアボールは1つもださず4失点で、勝ち負けはつきませんでした。

試合は、エンジェルスが12対5で快勝し2連勝です。

菊池 右ひざに打球直撃で途中交代 打撲と発表

大リーグ、マリナーズは、5日のエンジェルス戦で右ひざに打球が直撃して交代した菊池雄星投手について、右ひざの打撲と発表しました。

菊池投手はこの日、先発で登板し4回までに8つの三振を奪うなど好投していましたが、5回、ノーアウト一塁の場面でエンジェルスの9番・フレッチャー選手のピッチャー返しの打球が右ひざ付近を直撃し、痛みでグラウンドに倒れ込んでそのまま交代しました。

大谷 「大事に至らずよかった」

大谷選手は試合後、球団を通じてコメントを発表し、高校の先輩でもある菊池投手から打った第1打席のホームランについて「来た球を打つ、それだけを考えていました」と振り返りました。

そのうえで菊池投手のけがの状態についてマリナーズが右ひざの打撲と発表したことには「大事に至らずよかったと思います。また次の対戦を楽しみにしています」と述べ気遣っていました。

地元放送局 “10K奪った翌日 ホームランは快挙” 

大リーグの映像解析を行う「スタットキャスト」によりますと、大谷選手の16号ホームランの飛距離はおよそ133メートル、打球速度は181キロでした。

大谷選手は前日の試合で先発登板し10個の三振を奪っていますが、この試合を中継した地元の放送局は大リーグでふた桁の三振を奪った選手が翌日にホームランを打つのは1906年以降では初めての快挙だと伝えています。

エンジェルス監督 大谷選手の謙虚さ評価

エンジェルスのマッドン監督は大谷選手について「彼は本当にプレーするのが大好きな選手だ。元気な限りは休む必要がないといった感じでピッチャーとバッターで2つのスロットに彼の名前を書くのは本当に楽しい」と話しました。

また大谷選手が高校の先輩にあたる菊池投手からホームランを打ったことについては「彼は自分の感情を隠すのがとてもうまい。派手なバット投げもせず、もし質問したとしても菊池投手に敬意を払って『すばらしいピッチャーの速球を打つことができた』とだけ話すと思う」と話して大谷選手の謙虚さを評価していました。

一方、マリナーズのサービス監督は菊池投手の状態について「右ひざの打撲で骨折ではないようだ」と話し、状態を見ながら精密検査を行う考えを示しました。