全国規模のスポーツ 無観客などで補助金支給する支援制度創設

緊急事態宣言の影響で、無観客での試合の開催などを余儀なくされたプロ野球やJリーグといった全国規模のスポーツイベントへの支援策として、スポーツ庁は1試合当たり最大2500万円を補助する制度を創設し、4日から申請の受け付けを始めました。

スポーツ庁が創設した支援策は、緊急事態宣言や「まん延防止等重点措置」が出された地域で、無観客での開催や、延期、中止となった全国規模のスポーツイベントが対象になります。

対象となる期間は、2回目の緊急事態宣言が出されたことし1月8日以降で、チケットの払い戻しに伴う手数料や警備などの人件費のキャンセル代、それに配布予定だったチラシといった消耗品の代金などに対して補助金を支給するということです。

支給額は緊急事態宣言が出された地域で政府や自治体からの要請を受けて試合を無観客で開催したり中止にしたりした場合は、1試合当たり最大2500万円、それ以外のケースでは1試合当たり1000万円を上限としています。

緊急事態宣言や各自治体からの要請を受けて、プロ野球やJリーグなどでは、無観客での試合の開催を余儀なくされるケースが相次ぎ、支援を求める声が上がっていました。

申請の受け付けは4日から始まり、来月16日まで行われます。