米 モデルナワクチン FDAに正式承認の申請手続きを開始

アメリカの製薬会社モデルナは、開発した新型コロナウイルスのワクチンに関して、アメリカでの現在の緊急使用の許可に加え、FDA=アメリカ食品医薬品局の正式な承認を得るための手続きを開始したと発表しました。正式な承認の手続きが行われるのは、製薬大手ファイザーなどのワクチンに続いて2種類目となります。

モデルナが開発した新型コロナウイルスのワクチンは、現在、アメリカで公衆衛生上の緊急事態の場合に特別に出される「緊急使用」の許可のもとで接種が行われています。

このワクチンについてモデルナは1日、緊急使用の許可に加え、FDAの正式な承認を得るための申請手続きを開始したと発表しました。

モデルナのワクチンは、アメリカではすでに1億2400万回分以上が接種されていますが、正式に承認されれば、アメリカで出されている公衆衛生上の緊急事態宣言が解除されたあとでも接種が可能となります。

正式承認の手続きが行われるのは、ファイザーとドイツのビオンテックが共同で開発したワクチンに続き2種類目となります。

正式に承認されれば、アメリカの企業や学校などで従業員や生徒にワクチン接種を求める動きがさらに進むとみられています。