変異ウイルス 水際対策強化へ ベトナムなどからの入国者対象

政府は、ベトナムとマレーシアで変異ウイルスによる感染が急拡大していることを受け、両国からの入国者に対し、入国後6日間、国が確保する宿泊施設にとどめる措置を取る方針を固めました。

新型コロナウイルスの水際対策をめぐり、政府は、インドで変異ウイルスの感染が急拡大していることを受け、インドなど合わせて6か国からの入国者に対し、14日間の待機期間のうち、入国後10日間、国が確保する宿泊施設にとどめる「停留」という措置を取っています。

これに続き、政府は、インドで最初に確認された変異ウイルスとは別の変異が起きたものが検出されたと当局が発表したベトナムと、変異ウイルスの感染が急拡大しているマレーシアからの入国者について、それぞれ6日間の停留措置を取る方針を固めました。

また10日間の停留措置にアフガニスタンを、3日間にタイとアメリカの一部などからの入国者を追加する方針も固めました。

いずれも期間中は定期的にウイルス検査を受け、陰性の場合は自宅などでの待機に移ることになります。

政府は、この措置を6月4日から始める方向で調整を進めています。