ワクチン 職場接種で健保連に協力要請 加藤官房長官

新型コロナウイルスのワクチン接種を加速させるため、加藤官房長官は、健保連=健康保険組合連合会の幹部と面会し、職場での接種を促進させたいとして、協力を要請しました。これに対し、健保連はワクチンの安定的な供給や費用面も含めた支援を求めました。

加藤官房長官は、大企業の健康保険組合でつくる、健保連=健康保険組合連合会の佐野雅宏副会長らと総理大臣官邸で面会しました。

この中で加藤官房長官は、高齢者へのワクチン接種が進む中、今後、職場での接種も促進させたいとして協力を要請しました。

これに対し、佐野副会長は、企業と連携しながら職場での接種に最大限協力する意向を示し、ワクチンの安定的な供給や接種にかかる費用への支援などを要望したほか、接種記録の管理などで組合側に負担がかからないよう対応を求めました。

面会のあと、佐野副会長は記者団に対し「準備が整ったところから、順次、スタートしていくことになるだろう。1日でも早く、1人でも多くの人に接種することが極めて重要で、少しでも協力していきたい」と述べました。